
デルハウスで購買意欲を高める! 屋外家具活用術
デルハウスで購買意欲を高める!
屋外家具活用術
■ モデルハウスで“暮らし”を想像させるということ
モデルハウスを訪れるお客様が一番求めているのは、図面や設備のスペックではありません。
「この家で、どんなふうに暮らせるのか?」
その“リアルな未来”を、自分たちの生活に重ねられるかどうか。そこなんです。
そのために、私たちは室内を細部まで整え、インテリアや照明、香りやBGMまで気を配りますよね。
けれど、意外と手が回っていないのが——外構空間。
庭、バルコニー、中庭、テラス。
せっかくの“屋外”が、ただの植栽スペースや空き地になっていませんか?
実はここに、購買意欲を高めるヒントが詰まっているのです。
■ 屋外空間に家具を置くだけで、なぜ印象が変わるのか?
屋外家具、つまりガーデンファニチャーは、設置した瞬間に空間の使い方を決定づけます。
家具があるだけで、こうなります。
-
そこに座って過ごす人の姿を想像できる
-
「ここで朝食を食べたい」「夏はBBQができるかも」と未来の暮らしが頭に浮かぶ
-
空間が“通路”から“居場所”になる
逆に、何もない外構はどう見えるか。
よくて「広いね」で終わります。悪ければ、「手入れが面倒そう」とネガティブに映ることも。
ガーデン家具は、“ここでどう暮らせるか”を一発で伝えるビジュアルツールなんです。
■ お客様の視線は、室内から外に抜ける
私たち設計や演出側が意識すべきポイントがあります。
それは「お客様がどこを見ているか」。
リビングに入った瞬間、多くの方は自然と窓の向こうを見ています。
目に映るのは、ウッドデッキやタイルテラス、そしてその先の庭。
この視線の先に何があるかで、空間の開放感も、家そのものの印象もガラリと変わります。
そこにソファセットが置かれていて、テーブルの上に雑誌とコーヒーカップが置いてあったら?
それだけで「ここで朝を迎えたら気持ちよさそう」と感じてもらえる。
室内の広さではなく、内と外をつなげた暮らし方そのものが伝わるのです。
■ 設計・営業の“最後のひと押し”になる外構提案
実際の商談の現場で、外構の印象がクロージングに大きく影響することはよくあります。
「ウッドデッキもあるんですね。何に使うんですか?」
「ここに椅子とか置いたらいい感じになりますよ」
——この会話、よくありますよね。
でも、家具がすでに置かれていれば、そのひとことは不要です。
見ればわかる。感じてもらえる。
説明ではなく、体験として“こう暮らすんですよ”が伝わる。
これが、営業トークでは得られない“視覚体験による説得力”です。
■ 置く家具で、伝わる印象が変わる
「家具を置けばいい」といっても、選び方はとても重要です。
モデルハウスで意識したいポイントはこの3つ。
① テイストを家のデザインに合わせる
ナチュラル系の住宅にはウッド調、
モダンな外観ならアルミフレーム+ブラックやグレー系、
南欧風の建物ならラタン調のラウンジセット。
家と家具が合っていると、空間が一気に“完成された印象”になります。
② 植栽や床素材とのバランスを取る
床が明るいタイルなら、家具は少し濃い色で引き締めて。
緑が豊富なら、あえてシンプルなグレーベースで抑える。
これだけで、視覚的なバランスがぐっと整います。
③ 季節感を少しだけ意識する
春ならクッションに淡い色を。
秋冬なら、ブランケットや屋外ランタンで少し温かみを。
「この家は季節を楽しめそうだな」
そう思ってもらえたら、それだけで印象は大きく違ってきます。
■ 導入された現場ではどうだったか
📍某工務店・新築分譲モデルハウス/千葉県
– 施工主の希望で、屋外用ソファセット+ローテーブルを中庭に設置
– 家族4人がくつろげるサイズ感で配置
– 完成見学会では「この中庭いいですね」という声が8割以上
結果的に、来場者からの反響が大きく、
「外構までちゃんと使えるって、いいですよね」と具体的な生活イメージを語ってくれる方が増えたそうです。
もちろん、契約にもつながったとのこと。
■ ガーデンファニチャーが“特別”ではなく“標準”になる時代へ
これまでは、屋外家具は「オプション」扱いでした。
予算に余裕があれば、ちょっといいのを…という感覚。
でも、これからは違います。
屋外空間をどう演出するかは、建物そのものの魅力と直結する要素になります。
室内と同じくらい、外にも“居場所”をつくる。
それが、今後の住宅提案におけるスタンダードになっていくはずです。
■ まとめ|「家具を置く」だけで、伝えられるものがある
モデルハウスにガーデンファニチャーを取り入れることは、
単に見た目を良くするための演出ではありません。
-
「この家でどう過ごせるか」が言葉なしで伝わる
-
お客様自身が“未来の生活”を思い描ける
-
営業が説明するよりも深く、直感的に理解される
これって、ものすごく大きな価値だと思うんです。
空間の“余白”を、どう活かすか。
その答えのひとつが、ガーデンファニチャーの導入です。
次にモデルハウスを準備する機会があれば、
ぜひ「外構までトータルで提案する」という視点を持ってみてください。
あなたがつくる空間は、もっと豊かになり、
訪れたお客様の心に、きっと強く残ります。
📌 モデルハウスでの活用におすすめ家具例
・撥水クッション付きソファセット
・ローテーブル(木目調またはアイアン調)
・屋外ラグ&プランターでアクセント
・季節に合わせた屋外ランタンやブランケット
🎯 短期レンタル可/設営サポート有/屋外対応素材使用
\モデルハウスの印象を、あと一歩、強くする。/
コメントを残す