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温浴施設にガーデン家具を置く際の注意点

温浴施設にガーデン家具を置く際の注意点

温浴施設にガーデン家具を置く際の注意点

〜“癒し空間”を長持ちさせるために知っておきたいポイント〜


◆ はじめに

温浴施設に訪れるお客様は、ただ体を温めるだけでなく、**「心からリラックスできる体験」**を求めています。
その中で外気浴スペースや露天エリアに置かれるガーデン家具は、利用者の満足度を大きく左右する重要な存在です。

しかし一方で、屋外環境は過酷です。雨・湿気・温泉成分・紫外線などによって、家具の劣化や衛生管理の問題が起こりやすいのも事実。
今回は、温浴施設にガーデン家具を導入する際に注意すべきポイントを、実例を交えながら解説していきます。


◆ 1. 湿気と水分に強い素材を選ぶこと

温浴施設の屋外は常に湿度が高く、時には水しぶきや蒸気にさらされます。
そのため、防水性・耐湿性のある素材を選ばなければすぐに劣化してしまいます。

  • 人工ラタン(PEラタン):天然ラタンの風合いを再現しつつ、防水性・耐UV性に優れる。

  • アルミフレーム:サビに強く、軽量で持ち運びがしやすい。

  • 防水ファブリック:撥水加工済みのクッション材で、濡れても乾きやすい。

逆に、天然木や布張りの家具は湿気でカビや腐食が発生しやすいため、長期間の常設には不向きです。


◆ 2. 清掃・メンテナンスのしやすさが命

温浴施設では、衛生管理の徹底が信頼性に直結します。

  • クッションは取り外し可能か?

  • 水洗いやアルコール拭きが可能か?

  • 複雑な凹凸が少なく、汚れが溜まりにくい設計か?

特に汗や温泉成分が付着すると、臭いや変色の原因になります。
「掃除のしやすさ」は見た目以上に大切なポイントです。


◆ 3. 安全性への配慮

利用者が裸足や濡れた体で使うことを考えると、安全性の確保も忘れてはいけません。

  • 滑りにくい座面や脚部の素材

  • 角の少ないデザイン(小さな子どもや高齢者にも安心)

  • 転倒防止のための重量バランス

また、動線を意識した配置も重要です。通路を塞がない、浴槽出入り口に近すぎないなどの配慮でトラブルを防げます。


◆ 4. 強い日差し・温泉成分への耐性

屋外で長時間使用されるガーデン家具は、紫外線による色あせや劣化も避けられません。
さらに温泉施設では、湯気や塩分・硫黄などの成分が家具に付着しやすい環境です。

  • UVカット加工済みの生地やコーティング

  • 温泉成分にも強い耐薬品性素材

  • 定期的な水洗いで成分を洗い流す運用ルール

これらを取り入れることで、見た目の美しさを長く保てます。


◆ 5. “リゾート感”と“清潔感”の両立

利用者は「癒されたい」「非日常を味わいたい」と思って来館します。
そのため、ガーデン家具はただの椅子ではなく、空間演出の一部です。

  • ゆったりとしたガーデンソファやサンラウンジャーでリゾート感を

  • ナチュラルカラーや木目調で落ち着きを

  • ホワイトやグレー基調で清潔感を演出

ただし、デザインにこだわりすぎて掃除が大変な素材を選ぶと本末転倒。
**「見た目と運用のバランス」**が成功の鍵です。


◆ 6. 導入後の運用も考える

家具は設置したら終わりではありません。長持ちさせるためには、施設としてのルール作りも必要です。

  • 使用後はスタッフが水滴を拭き取る

  • シーズンごとにメンテナンス日を設定

  • カバーや収納を活用してオフシーズンに保管

こうした習慣が、結果的にコスト削減と利用者満足度の向上につながります。


◆ 7. 失敗例と成功例から学ぶ

❌ 失敗例

温泉施設で木製ベンチを導入 → 湿気と温泉成分で半年後にカビ・腐食。見た目が悪くなり、結局買い替えに。

◎ 成功例

サウナ施設で人工ラタン×アルミフレームのチェアを導入 → 丸洗いできるため清掃も簡単。
利用者から「外気浴スペースが快適」と口コミが増え、リピート率が向上。


◆ まとめ

温浴施設にガーデン家具を置く際の注意点は、

  1. 湿気・水分に強い素材を選ぶ

  2. 清掃性・衛生管理を重視する

  3. 利用者の安全性に配慮する

  4. 紫外線や温泉成分への耐性を確認する

  5. リゾート感と清潔感のバランスを取る

  6. 運用ルールを設けて長持ちさせる

これらを意識することで、家具はただの設備ではなく、施設の価値を高める演出ツールになります。

ガーデン家具を正しく選び、正しく運用することで、利用者に「また来たい」と思わせる温浴空間が完成するのです。

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