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リゾートホテルのブランディングに欠かせない屋外ファニチャー演出術

リゾートホテルのブランディングに欠かせない屋外ファニチャー演出術

リゾートホテルのブランディングに欠かせない

屋外ファニチャー演出術


■ 「屋外空間」こそ、ブランド価値を伝える場所に

“非日常”や“癒し”“リゾート感”。
リゾートホテルが提供したい体験は、ただ寝る場所を用意するだけでは叶えられません。

そして今、多くの宿泊者がその「特別な時間」を感じているのは、
実は **客室の中ではなく、“屋外空間”**だったりします。

・中庭のラウンジで飲む1杯のカクテル
・朝日を浴びながらソファでくつろぐ時間
・夜、ライトアップされたプールサイドで過ごす静かなひととき

こうしたシーンが、リゾートホテルの“印象そのもの”を決定づけるといっても、過言ではありません。

つまり、屋外空間=ブランドの世界観を体験として届ける場所なのです。


■ なぜ今、「屋外ファニチャー」がブランディングに直結するのか?

少し前まで、ホテルのブランディングといえば、

  • ロビーのデザイン

  • サービスの質

  • 客室のインテリア

など、“屋内中心”の話が多く語られていました。

しかし今は、宿泊者の情報発信力が強くなった時代。

特にSNSやレビューサイトでは、
「写真映えする屋外空間」がそのホテルの“象徴”として投稿されるようになっています。

📷「このラウンジが最高すぎた」
📷「朝ここで本読んでたら、ととのった」
📷「屋上にこんな素敵な空間があるなんて知らなかった…!」

実際、InstagramやGoogleのクチコミ投稿を分析していくと、
屋外ファニチャーが映り込んだ写真のエンゲージメント率が非常に高い傾向があります。


■ 屋外ファニチャー演出で、ブランド体験を仕掛ける3ステップ

ここからは、リゾートホテルのブランディングに直結する「屋外ファニチャー活用術」を、3つのステップでご紹介していきます。


STEP1|ホテルの“物語”を外に持ち出す

ブランドとは、単なるデザインやロゴではなく、世界観コンセプトのこと。

  • “海と暮らす時間”をテーマにしたリゾート

  • “森の中の静けさ”を届ける温泉宿

  • “文化と自然の交差点”を演出する都市型ホテル

それぞれのホテルが持つストーリーを、屋外家具の色・形・配置で視覚的に表現することで、「空間に一貫性」が生まれます。

たとえば──

  • 南国リゾートなら、ラタン調ソファ×ホワイトクッション×テラコッタプランター

  • 森林リゾートなら、ウッド調ローテーブル×アースカラーのチェア×揺れる照明

  • 都市型ホテルなら、直線的なデザイン家具×グレー系の無機質スタイル

屋外空間に“らしさ”をにじませることで、宿泊者はホテルの世界観に自然と引き込まれていきます。


STEP2|“滞在のハイライト”を外で演出する

屋外ファニチャーを単なる「座る場所」としてではなく、
「体験が生まれる場所」に昇華させる工夫が重要です。

具体的には──

  • 中庭のソファで朝食やコーヒーが楽しめる

  • サンラウンジャーで夕日を眺めながらワインを飲める

  • 屋上ラウンジで夜のカクテルタイムを演出できる

これらは、滞在者にとって「このホテルでしか味わえなかった時間」になります。

そして実際、こうしたシーンは写真に収まり、SNSで拡散され、ブランド体験として可視化されるのです。


STEP3|“素材と質感”で世界観を伝える

「いい空間だったね」で終わらせず、「また来たい」と思ってもらうには、
家具そのものの質感と快適性が決め手になります。

・アルミやスチールのフレームが、無骨でモダンな印象を作る
・人工ラタンやウッド素材が、自然との親和性を演出する
・撥水・UVカットなど、気候に強い機能性が、快適な時間を支える

「見た目」+「触れたときの感触」+「座ったときの心地よさ」
この3つがそろってはじめて、**ブランド価値を支える“信頼感”**が生まれます。


■ 成功事例|ガーデンファニチャーで“ブランド強化”に成功したホテル

📍南伊豆/全室オーシャンビューのリゾートホテル

元々、海が一望できる中庭がありながら、椅子1つも置かれていなかったホテル。
2023年春に、次のような屋外ファニチャーを導入:

  • ホワイトフレームのガーデンソファ3セット

  • ウッド調ローテーブル+屋外用ラグ

  • パラソル+プランターライトの設置

  • 撥水クッションで雨天時も安心対応

さらに、
「サンセットラウンジ」と名付け、夕方限定でドリンク&BGM演出も実施。

結果──
✅ Instagramの保存率&拡散数が急増
✅ 客室稼働率が前年比120%にUP
✅ 口コミでも「夕暮れのラウンジが最高」と高評価多数

家具の導入費用は決して大規模ではありませんでしたが、空間の“見え方”と“過ごし方”をガラッと変えたことで、明確なブランド強化につながった好例です。


■ “家具でブランドを語る”時代へ

リゾートホテルにとって、ブランドとは「選ばれ続ける理由」。
その理由が、体験として五感に残っていくかどうかが、これからの時代ではより重要になります。

屋外ファニチャーは、
☑ 写真で残る
☑ 記憶に残る
☑ 感情に残る
そんな「空間の質」を引き上げる、極めて重要なブランディングツールです。

「高級家具を置けばいい」のではなく、
“世界観をつたえる家具選びと配置”が、真の価値を生む。

まずは中庭やテラス、屋上の“眠っている空間”に目を向けてみてください。
きっとそこから、ホテルの新たなブランドストーリーが始まるはずです。

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