注文住宅を建てた後に気づいた「ガーデン家具選び」の落とし穴と成功の秘訣

注文住宅を建てた後に気づいた「ガーデン家具選び」の落とし穴と成功の秘訣

1. 家は完成したのに、庭が“空っぽ”だった

念願の注文住宅を建てたとき、私はインテリアにばかり意識が向いていました。床材やキッチン、照明にこだわり抜いて、「これで理想の暮らしが始まる」と胸を躍らせていたのです。
ところが、引っ越し後に気づいたのは――庭やテラスがただの空きスペースになっている現実でした。

最初の頃は「芝を植えたら十分」「ホームセンターで安いチェアを置けばいい」と軽く考えていたのですが、いざ家族や友人を招くとその空間の“物足りなさ”が露わになりました。家は完成したのに、暮らしの舞台がまだ整っていなかったのです。

2. 最初に犯した“5つの失敗”

恥ずかしながら、私はガーデン家具選びで典型的な失敗をしてしまいました。

1. 安価な家具を買ってすぐ壊れる
   数千円で買った折りたたみチェアは、半年でサビつき、翌年には布地が破れて廃棄。

2. サイズ感を考えずに購入
   「このテーブル安い！」と衝動買いしたものの、庭の通路を塞ぎ、バーベキューのたびに邪魔者扱い。

3. 家の雰囲気と合わないデザイン
   モダンな外観に対し、南国リゾート風の派手な柄クッションが浮いてしまい、統一感ゼロ。

4. 用途を想定していなかった
   「とりあえず椅子があればいい」程度で選んだ結果、リラックスも食事も中途半端。

5. メンテナンスの手間を考えなかった
   布地が雨で濡れっぱなしになり、カビが生えて結局使わなくなる。

これらの失敗が積み重なり、「安物買いの銭失い」を実感しました。

3. 後悔しないために学んだ“選び方の3原則”

そんな経験を経て、私は次の3つを基準にガーデン家具を選ぶようになりました。

• 素材を重視する
  　→ チーク材なら経年変化を楽しめ、アルミ×ラタン調ならサビに強い。撥水クッションは必須。

• デザインを考える
  　→ 室内リビングと“つながる”感覚が大切。モジュール型ソファは配置を変えられ便利。

• 用途を明確にする
  　→ 日光浴ならサンラウンジャー、食事ならダイニングセット、団らんならソファセット。

この3つを意識するだけで「失敗する確率」は大幅に減ります。

4. 私が選び直した家具と、その効果

家族で日常を楽しむ → ガーデンソファ＋ローテーブル

リビングからつながるデッキに置いたところ、子どもが本を読んだり、妻と夜にワインを飲んだりする時間が自然に生まれました。

友人を招く → 6人掛けダイニングセット

バーベキューやホームパーティーで大活躍。以前は「どこに座る？」とバタバタしていましたが、今は自然と人が集まる場所に。

プライベート時間 → サンラウンジャー＋パラソル

休日に一人で横たわり、本を読むひとときが格別。サウナ後の外気浴にも重宝しています。

これらを揃えてから、庭は“ただの空間”から“家族の第二のリビング”に変わったと実感しました。

5. 長く愛用するための工夫

高級ガーデン家具は“買ったら終わり”ではなく、“育てていく”ものだと気づきました。

• 季節ごとにクッションカバーを替えると気分も一新

• 使用しないときはカバー収納で劣化防止

• 木材には定期的にオイルを塗り込み、艶と強度を維持

これを意識すると、10年以上美しく使えるのです。

6. 結論：ガーデン家具は「ライフスタイルを育てる投資」

注文住宅は完成した瞬間がゴールではなく、暮らしをどう育てていくかが本当のスタートです。
庭やテラスに何を置くかで、家族の時間、友人との交流、自分の癒しの質が大きく変わります。

私自身、安易な選択で何度も後悔したからこそ断言できます。
「ガーデン家具はただの家具ではなく、暮らしを豊かにする投資」。

せっかくの注文住宅を建てたのなら、その庭を本物のガーデン家具で完成させてみませんか？